このところ梅雨らしくない天候が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日の工程は 基礎工事立ち上がりコンクリートの打設でした。
ちょっと長くなりますが、基礎(RC工法)に付いて説明をしたいと思います。
ほとんどの基礎工事には鉄筋+コンクリートを用います。
建築用語でRC(鉄筋コンクリートの略)と言い マンションなどの構造で表されている事もあります。
また、SRC(鉄骨鉄筋コンクリートの略)と言う構造も存在します。
SRCは基本大型建築物(マンションなど)で用いられます。
基礎は何故 RCなのか?
鉄筋は熱に弱い。
ですが、コンクリートは熱に強く・鉄筋の錆も防ぎ・鉄筋の座屈も防止する反面、
鉄筋は 引張力(引っ張られる力)に優れていて、コンクリートの弱点を補う。
鉄筋コンクリートは、「鉄筋」と「コンクリート」を組み合わせる事で
それぞれの欠点を補っているのです。
配筋写真です。
【ベース配筋】
【立ち上がり配筋】
【外周部立ち上がり配筋】
【人通口配筋】
【配筋かぶり写真】
当建物ベース筋はD13@200と言う鉄筋の組み方を採用しました。(一般的な配筋です)
これが『3階建ての建物』や 現在多く採用されている『耐震等級3』なら
D13@150やD13@100など鉄筋が太く、ピッチが細かいほど強固な基礎になると考えられます。
「D」と言うのは鉄筋の太さを表し
「@」はピッチを表しています。(200mm置きに鉄筋を配置します)
配筋検査合格後
↓
【ベースコン打設】
↓(翌日)
【立ち上がり枠組】
↓
【立ち上がりコン打設】
この様な流れになります。
【圧送車写真】
コンクリートの圧送を行う車両です。(ポンプ車とも言います)
後ろの口にコンクリートを流し入れ、ホースからコンクリートを送り出します。
もっとサイズの大きな車両もあり、大きければ大きい程 最大圧力が強く、
ホースを延長する事で高層マンションなどのコンクリート圧送に用いられます。
次の工程は 基礎の立ち上がり枠バラシです。