2012年07月06日

基礎工事続編

7月6日 くもり時々雨

このところ梅雨らしくない天候が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日の工程は 基礎工事立ち上がりコンクリートの打設でした。

ちょっと長くなりますが、基礎(RC工法)に付いて説明をしたいと思います。

ほとんどの基礎工事には鉄筋+コンクリートを用います。
建築用語でRC(鉄筋コンクリートの略)と言い マンションなどの構造で表されている事もあります。
また、SRC(鉄骨鉄筋コンクリートの略)と言う構造も存在します。
SRCは基本大型建築物(マンションなど)で用いられます。

基礎は何故 RCなのか?
鉄筋は熱に弱い。
ですが、コンクリートは熱に強く・鉄筋の錆も防ぎ・鉄筋の座屈も防止する反面、
鉄筋は 引張力(引っ張られる力)に優れていて、コンクリートの弱点を補う。
鉄筋コンクリートは、「鉄筋」と「コンクリート」を組み合わせる事で
それぞれの欠点を補っているのです。

配筋写真です。
【ベース配筋】
ベース配筋.JPG

【立ち上がり配筋】
立ち上がり配筋.JPG

【外周部立ち上がり配筋】
外周部 立ち上がり配筋.JPG

【人通口配筋】
人通口配筋.JPG

【配筋かぶり写真】
配筋かぶり写真.JPG

当建物ベース筋はD13@200と言う鉄筋の組み方を採用しました。(一般的な配筋です)
これが『3階建ての建物』や 現在多く採用されている『耐震等級3』なら
D13@150やD13@100など鉄筋が太く、ピッチが細かいほど強固な基礎になると考えられます。
「D」と言うのは鉄筋の太さを表し
「@」はピッチを表しています。(200mm置きに鉄筋を配置します)

配筋検査合格後
   ↓
【ベースコン打設】
ベースコン打設.JPG
   ↓(翌日)
【立ち上がり枠組】
立ち上がり枠組完了.jpg
   ↓
【立ち上がりコン打設】
立ち上がりコン打設.jpg

この様な流れになります。

【圧送車写真】
圧送車.JPG

コンクリートの圧送を行う車両です。(ポンプ車とも言います)
後ろの口にコンクリートを流し入れ、ホースからコンクリートを送り出します。
もっとサイズの大きな車両もあり、大きければ大きい程 最大圧力が強く、
ホースを延長する事で高層マンションなどのコンクリート圧送に用いられます。

次の工程は 基礎の立ち上がり枠バラシです。
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2012年07月03日

基礎配筋検査完了

7月3日 曇りのち豪雨。

皆様こんにちは。
最近、通常業務にブログの更新も加わり…事務作業に追われがちな松永ですあせあせ(飛び散る汗)

…基礎配筋検査完了しました!

さてさてここで基礎工程の説明をさせていただきます。

先ず、前回掲載しました
【やり方を出す】
基礎工事着手.jpg
    ↓
【根切り工事】
根切り写真A.jpg
    ↓
【捨てコンクリート工事】
砕石敷き.JPG

捨てコン写真.jpg
    ↓
【配筋工事】
配筋完了.jpg
    ↓
【配筋検査】
    ↓※現在はここです。
【ベースコンクリート打設】
    ↓
【立ち上がり枠組み】
    ↓
【立ち上がり打設】
    ↓
【コンクリート養生】
    ↓
【枠バラシ】

おおまかにこんな感じになります。
おおまかにとは言え、基礎全行程をあっさり説明してしまいましたww

まぁまぁそんな事は置いておいて。。。

日本には建設工事着手前に『地鎮祭』を執り行う風習があります。
地鎮祭を行うと神主さんから『鎮め物』を頂くことが出来ます。
鎮め物写真.JPG

鎮め物はこのように建物中心に埋設し、土地の神様に家内安全を祈願します。
地鎮祭を行った方の建物下には、恐らく埋設されていると思います。


全然関係の無い話なのですが…
我が家建設地から徒歩圏内の所に、以前とん○るずの某番組で取り上げられました
有名なラーメン屋(赤のれん)さんがありました。
ラーメン屋.jpg

http://blogs.yahoo.co.jp/arapro7/53862669.html
引っ越ししたら食べに行くこととします。

それでは、またお目にかかる日まで手(パー)
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2012年06月23日

基礎工事始まりました

皆様こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか?
私のご機嫌はすこぶるいいです(笑)
聞いてないとか言わないで下さい(笑)

さてさて本題に…
本日、基礎工事着手しました。
基礎工事の流れを簡単に説明します。
@先ず始めにやり方(ちょうはりとも言います)を出します。

基礎工事着手.jpg

木材で建物ラインを囲っているこの光景、基礎工事で良く見かけませんか?
この作業は建物を建てるにあたり、境界からの離れ配置寸法(図面に基づく)の確認と、
建築用語で『カネ』(※お金ではありません)と言って直角・水平を見る為に
殆どの基礎工事で行います。※木造に限らず

…なかなか理解し難いと思いますので話半分で聞いて下さいあせあせ(飛び散る汗)

根切り写真@.jpg

建物を直角・水平に建てる上でとても大事な作業となります。
そして重機にて平均地盤になる様、不要な残土を出します。

根切り写真A.jpg

根切りと言って基礎部分の一部を土の中に入れます。
基礎.jpg

本日の作業はここまで。
この後、配筋工事になります。

次回更新をお楽しみに!
さよなら、さよなら手(パー)
posted by masa at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 基礎工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする